ぼちぼち進めてきた盆栽もようやく終わりが見えてきた(終わるとは言っていない) この度金が無くて後回しにしていた残された大物カスタム「ホイール交換」してきたのでほらみんなに見てもらえ。
まずは鋳造ホイールと鍛造ホイールの違いについて説明しておこう。鋳造ホイールとは型にアルミを流し込んで作る製法でメリットは大量生産に向いており価格も抑えられること、複雑な造形にも対応出来ること。一方鍛造ホイールはアルミを型に流して作るところまでは同じだがプレスして圧縮するという工程が追加される。メリットは高い金属密度のお陰で強度があること、鋳造に比べて軽量であること。デメリットは専用のプレスマシンで作るので製造に時間と手間がかかり高価になってしまうこと、鋳造のような複雑なデザインには対応出来ないこと。
鋳造から鍛造ホイールに交換する目的は主に「押し引きが楽になる」「コーナリング性能の向上」であろう。バネ下重量軽減により車体の軽量化に貢献、転がり抵抗の低減により旋回時の倒し込みがやり易くなる等。
しかし「ジャイロ効果低減による直進安定性の低下」「路面からの衝撃が強くなる」等のデメリットもある。ホイールを社外品にする際はよく考えてから行おう。
今回選んだホイールはゲイルスピードのType-Eというモデル。社外ホイールにしては割と大人し目なデザインだが全く主張しないというわけでもなくバランスのよいデザインをしている…と個人的に思う。
Type-EのEには様々な意味が込められており、
Eight(エイト)/8本のスポーク
Endurance(耐久性)/上記の8本スポークからなる高い剛性
Essential(本質的)/ストリートに求められる性能
Effective(効果的)/どの車種にも合うデザイン
らしい…
リム幅を深くすることによりタイヤ交換をやり易くしたりエアボリュームを増やすことにより路面からの衝撃を吸収したりとストリートユース向けに開発されたホイールだ。
しかし高い性能の代償としてもの凄いお金がかかるのが社外ホイールというもの。おいそれと交換出来るわけもなく…
うーん、一体どうすれば… このままではホモビ3時間出演するしか方法は
金ならある!!
ちょうど冬のボーナスが出たしバイク乗ってる独身異常男性のボーナスの使い道なんて一つしかねぇよなぁ?という訳でしゃぼん玉一宮店へhere we go
しゃぼん玉一宮店
社外ホイールなんて当職には一生無縁だと思っていたがまさかこんなことになるとは。やられてしまいました(財布)
コミュ障拗らせてホイール売り場の周辺をウロウロしていたら店員に怪しまれてしまい逃げようとしたらホイールの購入を促された。陰キャに断れる勇気もなくそのまま注文書にサインをして魔法のカードを奪われて当職の冬ボーナスはしゃぼん玉店員のおやつとなってしまったのだった。
「ではグレアコーティングも一緒でよろしかったですね~?」
「ウン、ウン」
「バルブもゲイルのL型バルブにするとエアーチェックが楽ですよ~」
「ウン、ウン」
高杉〜と言いたい所さんだがマルケジーニやO.Zに比べたらまだ安い方で更にしゃぼん玉の新春セールで工賃やその他交換に必要なモノも含めて約¥40,000ほど安くなっている。しゃぼん玉は株式会社アクティブ系列の店舗でゲイルスピードもアクティブのブランドなので割引が効いてちょっとお得なのだ。
交換に結構時間かかりそうなのでKMNライダーでも観て時間を潰そう。シン・サイクロン号って変身前はCB250Rで変身後はCB650Rがベースなんすねぇ〜
パッと見純正に見えるデザインだがそれでいい。わかる人だけにわかれば良いのだ。主張し過ぎず、かと言って埋もれずなバランスの取れたどんな車種でも合うデザインだ。
因みにスプロケットはスズキのみ純正流用不可らしい。どうして… というわけでX.A.Mのスチールスプロケットを同時に交換。スチールにした理由は耐久性を重視… 決してホイールで金が無くなって安いスチールにしたわけではない(迫真)
インプレ
まず跨ってみて車体を起こしてみると明らかに軽くなっている。阿部寛の爆速ホームページくらい軽くなっている。とても車重200kg超えてるとは思えないくらいで体感MT-07くらいの軽さにカンディル。
軽くボディアクションを入れるだけでスッと切れ込み軽々と交差点を曲がっていく。ケツをシートからずらしてステップ踏ん張ってよっこいしょういちしていた鋭角な交差点も特に意識することなく曲がっていく。
出だしもスゥゥゥゥ…と滑らかになり路面からの突き上げもマイルドになって快適になった。
今回グレアコーティングというモノをやってもらった。塗装面に浸透させることによりコーティングが剥がれることがなく耐用年数も3年〜5年と値段の割に長持ちするコーティングらしい。
雨上がりのお山を走ってバチクソに汚してきたが、フェンダー周りに比べてホイールはそこまで汚れておらずしっかりと性能は発揮されているようだ。ホイール2本で1万円程度とそこまで高くないのでズボラ兄貴はやってみて如何だろうか。
ただせっかくL型のバルブにしたのにブレンボキャリパーと干渉するというので斜めに向けられていた。リアは干渉しないがバランス取るため同様に。このまま作業進める前に一言くらい連絡して欲しかったのと、バランスウェイトの貼り方が余りに下手くそだったのと黒いホイールなのにシルバーのウェイトだったので自分で剥がして新たに貼り直してやった。狂いそう…(静かなる怒り) なんか(気遣い)足んねぇよな?
かな〜り高い買い物になったが値段相応の価値は間違いなくあるだろう。憧れてリッターバイク買ったものの重くて乗るのが辛い…という人はちょっと奮発してホイール交換してみてはどうだろうか。まるで別のバイクかってくらい軽くなるゾ。他にもクロモリシャフト、チェーンコンバート等も併せてやるともっと楽になるゾ。
カタナばっか金かけてKLXから恨みの声が聞こえてきそうだが否、断じてKLXがどうでもいいとかそうなことはない。ただ用途が違うだけなんや、普段履きのスニーカーとドレスコード用の革靴とでは違うだろう? どっちも大切なんやだからヘッドライト消えないでくださいすいません許してください!何でもしますから!