バイクをいじめる外道の日常報告

素人青空整備でバイクを破壊する模様をお伝えするブログです。

アライ/アストロGXインプレ

この度RX-7XからアストロGXへ買い替えたので軽くインプレしていきたいと思う。


アストロGXとはアライのツーリング向けモデルでアストロIQの後継モデルである。着脱しやすいよう開口部の拡張、インカムを取り付けしやすいようサイド部をフラットな形状にする等これまでのモデルに比べるとかなりツーリングユース向けに特化している。


外見

丸形を基本としたシンプルなデザインは衝撃を受け流すのに最適な形なんだそうな。レトロ感漂う外見にベンチレーションやディフューザー等現代的な要素も組み合わさりレトロとモダンがいい感じに融合している。最近のネオレトロやヘリテイジなバイクとも良く合いそうだ。


後頭部にはディフューザーが付いており乱気流を抑え疲労軽減を狙っている。かなり大きくて目立つのでここはRX-7Xのように後付けオプションにしてほしかった。


重さ

RX-7Xが約1600gがに対してアストロGXは約1540g程でこれは大きめな卵1個分くらいの差。そこまで大差ないやんと思うかも知れないが被ってみるとかなり違う。RX-7Xがそれなりの重量を感じるのに対しアストロGXはもはやノーヘルなのか?と錯覚するくらい軽い。卵約1個分くらいしか差がないのにこれだけ違うということはヘルメットの重心位置が違うのだろうか。

RX-7Xを被り前傾姿勢で1時間も乗ってると首に疲労が蓄積されてくるのでこれを休憩の目安にしていたがアストロGXだと2時間以上だって走れそうだ。もっとも当職の現在所有するバイク2台ともガソリンタンク容量の都合上2時間以上なんて走れないが…


ベンチレーション

アストロGXは頭頂部に2つ、額に1つ、口元に1つ、後頭部に1つ。RX-7Xは後頭部に2つとアストロGXより1つ多いがアストロGXは後頭部のベンチレーションが大きめ。

アストロGXは口元のベンチレーションが最もエアーの吸入量が多く感じ、RX-7Xは反対に額からの吸入量が多く感じた。これはRX-7Xが前傾姿勢を取るスポーツモデルのバイクでの乗車を想定しているのに対しアストロGXは比較的アップな姿勢のツーリング向けバイクでの使用を想定しているからかもしれない。

フィット感

RX-7Xと全く同じSサイズ(55〜56)を購入したが上でも述べたように開口部が大きくなっているので着脱がかなりしやすい。
被ってみるとピッタリハマったRX-7Xと比べ口元や頬、耳当ての部分に若干の余裕を感じる。インカムを装着することを考えて余裕のある構造なのだろうか。



画像左がアストロGX、右がRX-7Xの頬と耳当ての内装。スポンジの厚みがアストロGXの方が厚くその分余裕がありインカムを仕込みやすくなっている。

インカムを装着したRX-7Xを被ると結構耳の部分が圧迫されて仕込んだ耳栓がずれたりしたがアストロGXではそういった事は起こらなかった。

静粛性

風切り音だがRX-7Xとそこまで大差はないと感じた。私有地(迫真)で時速80kmくらいで巡航するとインカムからの音楽は半分くらいかき消されてしまう。
そういえば昔被ったショウエイのGT-Airが物凄く静かだったのを思い出した。次はグラムスターも被ってみたい。

総評

軽くて着脱もしやすくインカムもこれまでのモデルと比べると装着しやすくなりずっとアライを被ってきた当職からすると今回のアストロGXの進化は驚きである。今までどのモデルも防御一辺倒だったのがツーリングでの使いやすさが段違いである。

RX-7Xはそもそもサーキット向けのハイエンドモデルでありステータス=防御にガン振りなタンク役なのでコイツと比べるのは何か違う気もするが何がなんでも命を守りたいならRX-7X 快適なツーリングしたいならアストロGXだろう。
しかし疲労が溜まってくると集中力の低下を招き結果的に事故の発生率も上がるのでどちらが公道で使うにあたり優れているかと言われると何とも言えないのである。もう気に入ったデザインの方被ればいいんでない?取り敢えずRX-7Xは予備/サーキット用に取っておくとしよう。