バイクをいじめる外道の日常報告

素人青空整備でバイクを破壊する模様をお伝えするブログです。

XSR900のインプレ(慣らし編)

慣らし運転をしてきたのでその感想でも綴っていこう。慣らし中なのでアクセルガン開けガンギマリ走行はまだやってないので取り敢えずは街中や下道ツーリングでの軽いインプレでも。

デザイン


まるで80年代のレーサーのカウルを剥いで公道仕様にしました感が出ていながらもメーターや足回りは現代のバイクそのものでありレトロとモダンが絶妙に絡み合ったデザインをしている。




特に気に入ってる部分がこの現代風になった丸形ヘッドライト。バイクのヘッドライトというよりは艦船のサーチライトのよう。
それを肉抜き加工されたアルミのステーで挟み込み、ゴールドのフロントフォークにマウントしてある。ゴールドとかアルマイトのパーツって一歩間違えたらクッソ下品なバイクになってしまうのだがそういうのは一切感じない。さすデザのヤマハ




シングルっぽく見えるシート。メーカーオプションでシングルシートカウルも出ているがこれでも十分に攻めたデザインしてるな。
スポンジはそこまで柔らかくはないが1時間くらい座っててもちょっとお尻が痛くなるくらい程度でカタナより全然マシ。



ヘンリービギンズのシートバッグをつけてみたが座面が細いので右へ左へ傾いてしまう。これくらいのサイズだったらまだいいがキャンプツーリングとかの大きいシートバッグだとヤバそう。もういっその事サイドバッグでもつけたほうが安定しそうだな。




これはクイックファスナーと言ってすぐにカウル交換や整備する為にレーサーバイクとかについてるパーツなのだがまさかメーカーが純正で採用してくるとは思わなんだ。これも80年代レーサーっぽい雰囲気を漂わせている。



テールライトはシートに埋め込んでありパッと見目立たないデザイン。よく海外のビルダーとかがテールライトやウインカーをクッソ小さくしたりカウルの中に埋め込んで隠したりするがそれを公式がやるとはねぇ。国産にはあまり見られないデザインである。



メーター/ハンドル周り



MT-09と共通のTFTメーター。見やすいし現代のバイクっぽくて気に入っているが弟分のXSR700みたいな丸いメーターの方が良いって人も多そう。



トラコンの介入度やディスプレイの変更とか色々弄くれるのだがワイはもう取説がないと正直わからん。この辺は慣らしが終わったら弄っていくつもり。



見ろよこれぇ!このゲーミングマウスみたいなスイッチボックスをよぉ!クルーズコントロールのスイッチがついてて使ってみたけど凄い楽。もうクルコン無しのバイクには戻れないねぇ…



通常のネイキッド系より低くモタードみたいな横一文字タイプのハンドル。当職のもう1台の愛車KLXのように肘を張り背筋を伸ばして乗車したくなるが長いタンクのせいでそれが出来ず頭がバグりそうになる。しかし交差点曲がったりワインディングでそれなりの速度で走ってみるとダイレクトな操作感としっかりとフロントに荷重をかけることが出来るのでそういう…関係だったのか…と納得出来た。
真っ直ぐ走ってると多少違和感を感じるが乗ってれば多分慣れてくるだろうしこの低く真一文字なハンドルは車体全体のデザインのバランスにも一役買ってるので変えるかは微妙な所さん。




ミラーは国産には珍しいバーエンドミラー。ホーク11は違う所から生えてるし国産だとコイツしか採用していないか。
見辛いなんて事は一切なく視線移動だけで後方確認は容易。形がちょっと気に入らないので社外品に交換したいが普通に交換しただけだとグリップとミラーの間に隙間が空いたりするそうな。恐らくハンドルも変える必要あるかも。



ブレーキ/足回り


純正でブレンボのラジアルマウントがついている。コイツが控えめに言って最高で握り始めからすぐ効くので細かくブレーキ調整したい人には刺さるだろう。ただし逆を言えば軽く握っただけでも効いてしまうので雑なブレーキ操作しようもんならエンスト→コンクリートと幸せなキスが待っているので注意。




サスペンションはもちろんオーリンズ…ではなくそれっぽく塗られた普通のサスペンション。
カタナほど固くなく良く動き路面のギャップを上手く吸収してくれる。たぶんサーキットでガンギマリ走行とかしたらビヨンビヨンなるだろうがツーリング程度なら今ん所これで十分だ。




ホイールは色んな所で語られ尽くされてるがピンフォージドホイールというモノで鋳造でありながら鍛造に迫る程の強度と軽さを誇るらしい。詳しいことは割愛するが「スピン」の名の如く鋳造のホイールを回転させて円盤を押し当ててろくろのように「引き伸ばす」事によって鍛造に近い性質になるんだそうな。
雑誌の記事の受け売りはさておきじゃあ乗ってみてどうなんだって話だが、押し引きが驚くほど軽い。車重200kgを切ってるのってのもあるがそれ以上に軽く感じ、体感キャンプ道具を積載したKLX230くらいの重さだ。




タイヤサイズはフロント120/70ZR17 リアが180/55ZR17 このクラスだと標準的なサイズだろう。
タイヤはブリブリヂストオォンのバトラックスS22だ。そこそこのグリップとライフを両立したツーリングにもサーキットにも使える万能タイヤだ。以前乗ってたカタナやニンジャにもS22をぶち込んでたので最初から履いてるのは有り難い。

エンジン


初めての3亀頭♂エンジンの印象は4気筒と比べてちょっと低速がスカってる、出だしがトロいがしっかり回せば4気筒のような怒涛の加速、排気音がセクシー、エロい。
出だしに関しては前乗ってたカタナはスロットルアシスト機能が付いててクラッチレバー離すだけでスルスル加速していったよって話で、恐らくXSRの方が正常なんだろうと思う。地獄の国道41号線シグナルダッシュはカタナの方が気持ちよかったけどUターンや極低速の操作は死ぬほど気を使わなければいけなかったので一長一短て感じかな。まぁいずれ慣れるでしょ。



排気音は本当に最高でカタナもといニンジャに乗ってた頃からずっと3気筒サウンドに憧れがあった。一度聞けば忘れない3気筒独特のサウンドがずっと頭から離れてくれなくて今回ようやくオーナーになる事が出来て2回も男汁を出した。流石楽器屋の作るバイクは一味違うぜ。
もう純正の排気音で十分なのだが子持ちシシャモの如く腹下にぶら下がってる弁当箱はマジで目が腐るのでそのうちSP忠男辺りに変えようかと思う。


電子制御


今回初めてクイックシフターとクルーズコントロールのついたバイクに乗ったが本当に楽ちんちんであった。
クイックシフターは3000回転以上じゃないと入らない縛りがあるがすぐに3000まで到達するのでスコーンスコーンとリズミカルに入ってくれる。クラッチレバーは止まる時と発進する時くらいしか使わないわアクセル回したまんまギアチェン出来て気持ちいいわでもうクイックシフターついてないバイクには戻れないねぇ… ガバツーリングの喜びを知りやがってお前許さんぞ。


クルーズコントロールはギア4速以上、速度50km以上でないと作動しない仕組みになっている。クルコン中でも左のスイッチボックスのボタンで±2kmずつの速度調整が可能である。クルコンボタンをもう1度押すかアクセルを捻る、ブレーキをかける等やるとクルコンが解除される。


他にもIMUとかあるけどそっちは乗ってて感じられるものではなかったので割愛。これらの電子制御は機能画面で介入度を細かく微調整可能、ABS以外は全カット出来るのでいらんと感じるストイックホモはカットしよう。


足つき


踵までべったりである、以上解散!!

シート高は野獣810mmで弟分のXSR700の835mmよりだいぶ低い。足つきは問題無いが足を下ろすとふくらはぎにステップが当たって信号待ちとかでイラつく。純正ステップで高さ調整機能が付いてるのでやってみてダメだったらバックステップ導入の可能性アリ。でも純正のハンドルとステップ位置が結構バランス取れてる感じがするのでどうしよっかな〜俺もな〜


燃費と航続距離


タンク容量は14Lと決して多くはないが燃費はカタナなんかよりマシなので約300km近くは走る計算になる。
燃料メーターが残り2メモリくらいになったのでおっほwやっべw給油だなざぁこ♥と急いで給油したけど8Lくらいしか入らなかった。割と早く警告してくるせっかちさんのようだ。


今後の予定


車体のカスタムについてはもう既にデザインがほぼ完成されているのでカタナのようなハンドル下げたりロングテールにしたりとアホなカスタムはやらない…と思う。今んとこフルエキとバックステップくらいしか予定にない。もしかしたらハンドル交換するかもしれないがこの低くて横に広いハンドルは結構気に入ってるので優先度は低め。


乗り始め現在の感想としては、


デザイン/ほぼ満点

乗りやすさ/軽くてハンドリングも素直で俺によしお前によし。乗車姿勢に若干違和感を感じるが許容範囲

航続距離/カタナほど神経質にならなくてよいがそこまで長くもないので事前に給油ポイントはチェックしておいたほうが◎

積載性/少々難しいが工夫すればなんとかなりそう。当職は日帰りツーリング程度ならほぼ手ぶらなので特に気にしてない。




見事なデザイン、豊富な電子制御にしっかりとした足回りのコスパ最強のバイクXSR900くん。まだ慣らしも終えてない彼は私の調教に耐えることができるでしょうか?それではご覧ください。