三連休天気悪いので初投稿です。
購入してからそろそろ3年目となり距離も12'000kmほど走ったけどまだインプレ記事書いてないなと思い今更だけど新型カタナのインプレをしていこうと思います(激遅)
見た目
買ったばかりのノーマル時代
Ver.2.0くらい
最近のお姿。ノーマルと比べると低く長くなった印象。流石に旧カタナ程ではないが。
賛否両論、というかネットの記事や5ch見てるとだいたい否定的なコメントが散見されるが昔のカタナをよく知らない若い世代にはそこそこ良い印象を受けてるように見える。道の駅やSA等で休憩してるとよく話しかけられて「実物見るとかっこいい」とか「このカスタムすごくいい」とか言って貰えるのはちょっと嬉しい (ほとんどお世辞だろうが)
雑誌やネット記事だとZ900RSやXSR900のような所謂「ネオレトロ」「ヘリテイジ」的な位置付けにされることが多いがどう見てもレトロ感は感じられず普通にストリートファイターっぽい。これは当職が古いカタナ世代じゃないからというのもあるがそれほど先代のデザインが未来的でアレンジを加えれば現代でも通用するというのも要因の一つであろう (所謂ケルンの衝撃)
走行性能
エンジンはGSX-R1000(K5)の物を使っているので勿論速いのだが、このK5エンジンはGSX-Rシリーズの中でもトルクがあり街乗り峠最強SSとしてファンから愛されてきたエンジンだ。そもそもスズキのSSは他社と比べると比較的乗りやすく作ってあるらしく 乗りやすさ=速さに直結する がスズキのSSコンセプトらしい。カタナも例に漏れずアクセル開け始めは豊かなトルクでスルスルと発進し、さらに回していくと怒涛の加速で大型バイクを乗り継いできたベテランなら楽しいこと間違いなし、初心者でもトルクのお陰でギクシャクはしないしアクセル操作に気を付ければそれなりに操ることは可能だろう。
GSX-R1000(K5) 重量166kg 最高出力178馬力 ラムエア充填時には184馬力を発生させる。シート高はSSにしては低めの810mmにハンドル位置は他社に比べると手前寄りとスペックとは裏腹に扱いやすさにも定評がある。なお海外ニキからはウィリーするとフレームにクラック入るといちゃもんつけられた模様。そんなことしなくていいから。
K5エンジンを搭載したご存知カタナの元になったGSX-S1000 スズキがSS疲れを起こした卍走りおじさん向けに作った楽ポジになっただけのSS サーキットは勿論峠やジムカーナでも暴れまわる文字通り野獣と化した先輩 (公式のキャッチコピーが野獣)
足回り
純正だとサスがちょい固めな印象を受けるのでほんの少し緩めてやると乗りやすくなる…気がする。ブレーキはブレンボ^~なので制動力は申し分無いのだが当たりが出るまではブレーキ鳴きが続いて少々不快だった。因みにキャリパーはオプションで7.7マソ支払えば黒から赤にして貰えるよ♪(性能は変わらない)
シート高
825mm この数字は同じスズキの現行SS「GSX-R1000R」と同じ。こう言うと高いのか低いのかよくわからん数字だな。大柄な白人様向けに作ってあるので最低でも身長170前半は無いと厳しそう。
ハンドリング
ACTIVE/ローハンドル
ヨシムラ/X-CONTROLハンドルキット
純正のやたら高くて手前寄りなハンドルは街乗りやツーリングでは確かに楽ではあるが、峠やサーキットに持っていくとフロントタイヤの接地感をイマイチ感じられなくてやだ怖い… 気になる人は色んなメーカーから出ているローハンドルやコンドルハンドルに変えてやると改善されるのでオススメ。というより皆やっぱり昔のナナハンカタナを彷彿させるハンドルが気に入らないので少しでもハンドル下げたがるというのが実情。しかし当職のようにタンクカバーまで変えてハンドルを下げるとバカみたいに金が吹っ飛んでいくゾ。しかもここまでハンドル下げた恩恵は以前付けてたローハンドルとそう変わらんという…
燃費とタンク容量
問題その1 街乗りのストップ&ゴーが多いとリッター15ほどで信号の少ないツーリングだとリッター16~18程度。ハイオクだしお世辞にも燃費はいいとは言えないし何よりタンク容量12Lという大型とは思えない懐の狭さが問題に拍車をかける。下道オンリーのツーリングだと大体200km走るか走らないかがこのバイクの限界領域。回りの皆がまだ6~7割ガソリン残ってるのに自分だけ警告灯点灯してるのは流石に草なんだ。
一応ウエストパワーから17.5Lのアルミタンクが販売されてるのでどうしても我慢できない人はこちらをどうぞ。因みにお値段税込330'000円になります (微笑)
シート下容量
ないです(無情) 理由はちょうど座る位置の真下がガソリンタンクになっているせいでバッテリーがタンデムシートの方に左遷されてしまいETCはおろか車検証自賠責すら入れるスペースが存在しない。当職は以前までETCはテールカウルの内側にマジックテープ止め、書類はジップロックに入れて四つ折にしてカウルの隙間に挟むというゴリ押し状態だった。今はロングテールカウルの中に収まっているが… しかし車載工具もシートの裏にしょぼい六角とスパナ一本づつだけとひどい有り様だ。
これから乗ろうと考えている人へ
まぁ正直言うとオススメしません。価格も160万以上するし走りが目的ならもっと安いGSX-S1000があるし、ツーリングならS1000GTがある。この形に惚れた、人と被りたくないとかならまぁ、いいんじゃないですかね… 幸いカスタムパーツは多いし予算が有るならばたくさんカスタムを楽しめるだろう。ただそのカスタムパーツもカタナが発売されて直ぐ、若しくは1~2年程度に出たものばかり、若しくはGSX-S1000/Fと共通が殆どで最近はどこのメーカーもパーツ作ってくれないけど… 発売からもうすぐ5年経つのに未だに新作パーツがゴロゴロ出るZ900RSが羨ましいですな!(血涙)
おまけ
現在付けているカスタムパーツを紹介します。
ヨシムラ
R-11SQ スリップオンマフラー(メタルマジックカバー)
X-CONTROL ハンドルキット
タンクカバー(純正疑似色塗装済)
X-TREAD ステップキット
ウインドアーマー
リアスタンドブラケット
マジカルレーシング
アンダーカウル
フロントフェンダー(GSX-S1000用)
インナーリアフェンダー(GSX-S1000用)
NK-1ミラー Type-2 (ロングステム)
アクティブ
フレームスライダー
エンジンカバースライダー
追記:ハイスロキット/スイッチボックス
K-ファクトリー
CLRエキパイ
イニシャルアジャスター Bタイプ
角度付アジャスター
インナーバッフル
ラジエーターコアガード
フロントアクスルスライダー
オオノスピード
ライトクラッチホルダー
追記:ZETA
フライトレバー
ヒールテック
サーボモーターキャンセラー
フェンダーレスキット
イージーグリップ
ニーグリップサポートType-PRO(サーキット)
その他
スロットルパイプをGSX-S1000用に交換
クーラントをケミテックPG55RCに交換
タイヤをブリヂストンS22に交換
残されているのはホイールやサスペンションといった大物ばかり。こちらは予算を貯めておいおいやっていこう。年内にはエアクリーナーの交換、年明け辺りにヨシムラのファンネルキットを導入してみようと考えているので興味ある人は引き続き御愛読の方宜しくお願い致します (気さくな宣伝)