せっかくの貴重な三連休なのにクソデカ台風くんに陵辱されてしまったのでZETAのフライトレバー(ブレーキ側のみ)に交換してみたぞい。
元々のブレーキタッチに不満があったわけではないが、クラッチレバーをオオノスピードのライトクラッチホルダーという物に交換しており右だけ純正のレバーというのもアレだなと思いいつもの盆栽を敢行したわけだ。
ZETAと言えばオフロードのイメージがあるが意外とオンロード用のパーツもあったりする。それどころかMotoGPやWSBKでも採用されていたりとモータースポーツの世界でもトップクラスの品質を誇る素晴らしいパーツだ(案件募集中)
今回ブレンボ^~やU-カナヤ等色々なメーカーの中からなぜZETAを選んだのかというと理由は単純明快、ヨシムラがレースで採用しているからである。
ヨシムラのレーシングスピリッツをリスペクトしている当職しては買わない理由はない。早速取り付けていこう。
交換に関してはクラッチほど難しくなくオイル交換とか自分で出来る人なら簡単に交換出来るだろう。
取り敢えず街中をぐるぐるしてみた感想だが、以前の純正レバーは握り始めから割とガツンと効く感じだったがZETAの方は握り始めから停止まで一定の感覚で効く感じだ。純正が1→3→5→からの10!!と階段すっ飛ばして効くイメージなのに対し1→2→3→4→5→6・・・と同じタッチで一段階ずつ効いていく感触だ。
これだけ聞くとやはりお高くてレースでも採用されているパーツは素晴らしいな!とイメージが湧くかもしれないが意外にもそうではなく、ここからはあくまで当職個人の感想になるがブレーキの効く範囲が広がりすぎて逆にブレーキングの調整が難しくなった。要はミッションとオートマの違いのように単純に街乗りするなら純正が楽で、針に糸を通すような繊細な操作でコンマ一秒削るような操作に向いてるのはZETA。猫に小判、豚に真珠、下手くそにZETAという本末転倒な結末に。以前は多少ラフな操作、雑にレバーを握っても止まってくれたが今では繊細に尚且つしっかりと握ってやらないと止まってくれない。今までクソみたいなライディングしてきたツケがここで効いてきたようだ。
じゃあ今回のカスタムは失敗だったのかというとそうではなく要はこれからキチンと繊細な操作を心掛けていけば良いというだけの話である。逆に自分の未熟さを知れたお陰でよりこのバイクに相応しいライダーになるよう努力するという向上心が生まれたのだ。あと付け加えるなら今回取り付けたパイロットレバーというのはレース用の高精度なパーツなので、フライトレバーを公道向けに調整したパイロットレバーという商品もあるのでレバー選びに悩む人はそちらも視野に入れよう。つーか公道用かつ値段も安いパイロットレバーがあるのに何故フライトレバーを選ぶのか… この時点で下手くそであると言ってるようなもんである。
追記:峠を走ってみた感想。
以前はコーナー侵入前にフロントブレーキをがっつり効かせて速度を落とし、コーナーはリアブレーキで速度調整しつつ攻略していくという流れだったが、ZETAのフライトレバーだとコーナリングでもフロントブレーキが使えるのでかなり乗りやすい。えっ 今日はフロントブレーキ使って曲がってもいいのか!!という感じでガンギマリ走行出来るのでこれはサーキットに持ち込むのが楽しみダァ…