最近カタナで街乗りしていると1500回転~2000回転辺りで発生するガクつきが気になり始めた。
調べるとどうやら排気デバイスというのが悪さをしているらしくこいつは回転数に応じてバルブが開け閉めし、それにより排気音や排気ガスの量を調整しているのだが副作用として低速域で若干のガクつきが発生するらしい。
今回はこの排気デバイスを常時開放状態にしてやり本来の性能を少しでも開放してやろう。排気デバイスを開放するメリットとしては低速時のガクつき解消、エンブレがマイルドになる等乗りやすさが増すのでやって損はないだろう。
排気デバイスキャンセルのやり方は2通りほどあるらしい。
① マフラーに付いている排気デバイス及びアクチュエーターを取り外す物理の力で解決する方法。
② ECUに介入し常に排気デバイスを全開状態にし尚且つエラーも出さない電子の力で解決する方法。
今回は②の方法で行く、というのも①の方法だとアクチュエーターの位置がかなり厄介でリアタイヤとサスペンションを取り外さなくてはならないらしい。対して②の方法はカプラーポン付けで特に難しい作業もない池沼にも優しい親切設計だ。
早速取り付けていくのだが、まずは排気デバイスを全開状態にするための作業だ。キーONにすると動作確認のため自動で排気デバイスが作動する。排気デバイスが全開状態に達した所でキーOFFにする。
マフラーのお弁当箱の前辺りにある部分。
これが通常の状態。キーONにすると動作確認のためこのバルブが作動する。
作動してる途中の全開になる位置ですかさずキーをOFFにして排気デバイスを全開状態で固定する。
次は排気デバイスのカプラーを探し出して間にサーボキャンセラーを噛ませる。これでECUを騙してしまうというわけだ。
しかしそのカプラーの場所というのが厄介でリアフェンダーとテールカウル左右一式取り外さないといけない事が判明。GSX-S1000が左のカウル外すだけでアクセス出来るのに何だこの仕様は。
この前移設したばかりのリアフェンダーを外すハメに。あーめんどくせぇマジで
今回はこのヒールテックのサーボキャンセラーを取り付ける。排気デバイス開放の他にもフルエキに交換した際に起こるFIエラー表示も消す機能も付いている。
テールカウルやタンデムステップ等邪魔なものを取り外したらこちらのカプラー2つ(1つはカバーに隠れている)にサーボキャンセラーを取り付ける。これで作業は終了だ。
余ったカプラーは防水処置しておこう。後は元通りにして終わり!
試走してみての感想
まずエンジンをかけるとアイドリングの音からして違う。普段はヴォホボボボボと低い音で鳴るのに対しヴァア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"と甲高い音を奏でるようになった。ひでの鳴き声か何か?
そして出だしだが1000~2000回転での加速が非常に滑らかに。この回転域は普段ならちょっとガクついてしまうのだが明らかに改善されている。
そして2000回転以降の加速もかなり伸びるようになりそれぞれのギアの使用域が広がりストレスなく加速していく。
正直そこまで期待していなかったのだが余りの乗り味の違いになんだこれは…たまげたなあ。本来ならフルエキのマフラー入れたり二次エアキャンセルと同時にやるのが良いのだがこれ単体でもかなり恩恵がある。じゃけんおやつ感覚で気軽にやってみましょうね~(好評絶賛)
…ほんでまぁ楽しすぎてガソリン無くなってるの気付かなくてガス欠するんですけどね初見さん。
みんなは国道のど真ん中で ガス欠なんか しないようにしようね?