バイクを乗り換えたらまずやるカスタムと言えば???
そうだね、フルエキ交換だね!!
別に排気音が大人しいとか軽量化だとか低速トルクがあーだこーだとかいう理由ではなく単純に純正マフラーの形が気に入らぬという理由。お前さぁ…
Q:こいつを見てくれ、こいつをどう思う?
A:(キャタライザーが)すごく… 大きいです
XSR900のマフラーはサイレンサーが存在しておらず腹下のお弁当箱ことキャタライザーから直接地面に向かって排出している。因みに2本出しである。YMHさん曰く地面に排気音を反響させてライダーの耳に届けるんだってさ、ほんとぉ?何れにせよ形がダサ… よろしくないので交換だ交換。
ほんで選んだのは最早ヤマハのマフラー専門屋と化したSP忠男。選んだ理由は政府認証で国産だとこれしか選択肢がないからである(大人の事情) 海外製だと割と選択肢は豊富だが、車検通るか怪しいどころか果たしてマトモに付くのかも分からぬマゾ仕様のためぶっちゃけこれしか選択肢が無いのである。一応ワイズギアからアクラポの政府認証のフルエキが出てるがお値段異常なのとヤマハがサイレンサー部分削ってまでマスの集中化やデザインに拘ってるのにサイレンサー生やすのはどうかなと思ったから。バーハンのカタナをセパハンにしたりローダウンしたりしてただろって?うるせぇ黙れ
素のステンレスとブラック塗装とチタンの3種類が選択できるが素のステンレスを選んだ。チタンは派手派手な焼き色が付いてて余り好みではなく、ブラックはせっかくマフラー交換したのに余り目立たないかもしれないと思ったから。典型的な陰キャオタクバイク乗りの思考である。
マフラー本体に取り掛かる前にまずはO2センサーを外そう。センサーのカプラーの場所はラジエーター左側のカバーを外すと見える。
さてさて〜こいつだぁ
次にマフラーを外しやすくするためにラジエーターを止めてるボルトを外して動かせるようにする。
ブラ〜ン
そしてエンジン側のフランジナット6個と車体左右のボルトを取り外す。外したナットボルトは再利用するので無くさないように。
朝の7時から作業しているが気温は既に30℃ほど。名古屋はフェーン現象のせいで早朝でも暑いのだ。
元々付いてたガスケットは再利用出来ないので新品を購入しておこう。忠男さんのマフラーには付属していないので注意だ。
今回使ったのはキタコのガスケットだがXY-13というのがXSR900もといMT-09ファミリー共通のガスケットとなる。XSR900は3気筒なので1個余ってしまうのは御愛嬌。
エンジン側のマフラーを取り付けていく。この様にマフラーには番号が打刻してあるのでどこに取り付けるか一目瞭然。わからんと言う人の為に解説するとバイクに跨った時に左側から1→2→3の順になる。
3本全て取り付けるがこの時はまだ完全に締めてはいけない。車体側のマフラーを取り付ける時に多少動かして調整しなければならないからだ。
マフラーの付属品になんと液体ガスケットが付いてきてた。色んなマフラー取り付けてきたけど液ガス付属してるのはなかなか無いで。忠男さん優しい…
本体側とドッキングさせてガチャガチャシコシコさせながら上手く取り付けよう。精度が高いのでしっかり位置が決まるから割とすんなりイケた。位置がキマったら規定トルクで締めていく (エンジン側:20N/車体側:やば…やば…わかんないね…)
O2センサーは純正のままだと長さが足りないので付属の延長コードを取り付けていく。
こんな感じに冷却水のパイプからオイルフィルターの上を通して配線を這わせる。最後にラジエーター等外した物を元に戻して完了だ。
外見
元々のサイレンサーが無い純正のスタイルを崩さないようデザインされていて個人的には好印象。あんまりマフラーが派手だと車体のデザインに影響を及ぼしそう。逆に言えばそれ程までに車体のデザインが完成されているという事の証明でもある。
右側からだと目立たないが左側には筒型のキャタライザーがコンニチワしている。とは言っても純正の子持ちシシャモよりかは114514倍マシたけど。
音量
純正のお上品な排気音:CV早見沙織からハスキー気味な甲斐田裕子くらいになった。キュルキュルニャーニャー鳴っていた音が低音の効いたまるで4発みたいな音になり迫力が増したように感じる。
加速
ほんの少しだけ中間体のトルクが増したように感じた。街乗りしてみたら普段通りアクセルを開けてるのにいつの間にかとんでもない速度になっててビビるわぁ!!ちょろっと高速使ってガバ開けしてみたけど加速力はそこまで差があるようには感じなかった。SP忠男のHPにも中間体のトルクを増して余裕のある走りに設定したとかと書いてあったので本当にその通りだと思う。
重さ
純正マフラーが約7.0kgくらいだがこれでも軽い部類だ。SP忠男のステンレスが5.0くらいで交換しても大きな変化は無いだろうと思っていたが押し引きしてみると当職のもう1台のバイクKLX230に迫るほどの体感の軽さを感じた。たった2kg程度の軽量化でここまで変わるとは夢なのか現実なのか。純正は重い部分が腹下に集中してたから重く感じたのかな?
サイレンサーが無いのでちょっと地味かも知れないけど、乗るとしっかりと交換した良さを味わえてまんぞくまんぞく。車体のデザインもほぼ完成されてるので純正のスタイルを崩さないこのマフラーが良いかも。
車体がブルーなので慎ましやかなステンレスにしてみたけど個人的には正解だな。やっぱ1番大事なのは見て目って言われてるから。